10月3日はドイツにとってとても大切な喜び、祝いの日です。これは
1990年10月3日に、前の東ドイツと西ドイツは一つの国になりました。それまでの約40年間二つのドイツの国が存在していました。
この長い期間は多くの人にとって大変な経験の時でした。多くの家族はバラバラに二つの国に住み、あまり会うことも出来ませんでした。というのも前の東ドイツは旅行についてもとても厳しい規則がありましたので・・・。
1989年秋から東ドイツの状況が変り始めました。たくさんの人たちがライプツッヒの「ニコライ教会」に集まって、政変と自由を求めて祈りました。集まりの後、皆は道路でデモをしました。その秋からの毎週月曜日の集まりは”Montagsdemonstrationen”「月曜日の運動」と呼ばれていました。
それはドイツ「再統一」のためにかなり大きな意味がありました。この頃から徐々に東ドイツの国が変わり始めました。特に1989年から1991年はドイツの国とヨーロッパの国々にとって重要な時間となりました。この3年間、いろいろな東ヨ-ロッパの国も変わりました。
東ドイツ、ルーマニヤ、ハンガリー、ポーランドとソビエト連邦・・・。
ドイツ再統一のために、いろいろな政治家が大きな貢献をして下さいました。その中で特に旧ソ連の大統領ミハイル・ゴルバチョフとドイツ首相ヘルムート・コールは重要な人物だと思います。二人はお互いに信頼し、細心の注意を払いながらドイツを再統一へと導きました。
この二人のことを感謝をもって思い出すにちがいありません。
ベルナス・カーステンより